あぷラビ 正しいレポート作成のガイドライン +02 見切発車 あぷラビ+ 正しいレポート作成のガイドライン

+実験編+

1)実験をする目的を端的に書きます。
 ここではたいしたことのない目的を如何に仰々しく見せ、 そして難しい言葉を多用することで何がしたいのかよくわからないようにすることが肝心です
 わかりにくすぎるとまた問題があるので文末で強制的にまとめてしまいましょう

例)題名:ゴキブリの入った米袋を開けたときの人間の動物学的反応に対する考察
 人間が生活するに当たって食糧を備蓄することは必要不可欠なことである。
 そして食料を管理するに当たっては絶えず不断の努力をもち衛生状態を良好な状態にしなければならない。
 しかし、実際問題として果たしてどれだけの人間が衛生管理に関心を持っているのであろうか。
 そして衛生状態を簡潔に表現することのできるゴキブリを用いることで一般人に対する衛生管理に対する 再認識の仕方とゴキブリを確認したときの反応を調査し、宴会等における話のネタにすることを目的とした。



2)この実験における原理を記述します
 原理と呼べるような原理がない場合はこの欄を設けなくてもかまいません


3)使用した器具を記述、説明します
 原産地や飼育方法についても詳細に記述することが求められます。

例)題名:ゴキブリの入った米袋を開けたときの人間の動物学的反応に対する考察
・茶羽ゴキブリ(室内飼育) 3匹
・捕獲用罠:商品登録名ごきぶりホイホイ(アース製薬株式会社)
・ビニール袋(マルエツ)
・度胸(実行するのに必要)


4)この実験における装置を説明・この実験の方法
 使用した器具をどのようにして使うのか、再現性を持たせるためにできるだけ深く説明します
 記述する場合は過去形で書くことが肝心です。
 また実際に行ってないことでも必要なことはあたかも自分でやったようにして記述するのがミソです

例)題名:ゴキブリの入った米袋を開けたときの人間の動物学的反応に対する考察
1.自宅で飼育していたゴキブリを専用の捕獲器(ごきぶりホイホイ)を使用し捕獲する
2.採取したごきぶりを保存するためにビニールの袋に詰める
3.対象となる部屋に侵入。事前にプレゼントがあることを伝えておく(本人には詳細を伝えない)
4.対象がトイレをはじめとする取り込み状態になるのを待ち、実行する機会をうかがう。席を離れその場にいなくなったら備蓄棚にごきぶりを放し戸棚を閉める
5.対象と自然に会話をし備蓄棚を開けるように誘導させる。悟られないようにするのが腕の見せ所である
6.対象とゴキブリとの接触を確認。できない場合はそのままなかったことにする
7.反応をうかがい、楽しそうに笑顔を振りまく


5)考察をする
 ここで肝心なことは、この実験により得られた情報の整理と、その得られた情報の分析をすることです
 「たのしかった」「またやりたいです」などといった小学生の感想文のようなものは考察とは言わないので注意が必要です
 また、理論値と実測値が異なった場合はその理由を求め、そして明確に数値化した誤差を表記しその根拠を定量的に説明します
 それでも説明しきれない場合は実験データの改竄を行い自説を正当化します

例)題名:ゴキブリの入った米袋を開けたときの人間の動物学的反応に対する考察
頑張って書いてね


6)参考文献および参考資料を記述する
 使用した文献名だけでなく、使用した実験データなどの抜き出しの場合は参照箇所を明確に記述すること
 また、インターネット等を利用した場合はそのURLとその調査団体名を記述し、信頼えゆるものであることを各自確認すること
 これは特に理系の専門用語の説明集などでよくあることで一般人向け説明などではしょって簡潔 に説明されているもの、学生がうる覚えでしかも間違い、説明不足で記述されているもの等もあるのでその場に適した文献を参照すること




 それではこれを参考に頑張ってレポートを仕上げてくださいネ


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